grand7 fish book in Palau

パラオで見られる魚のことを書いています

Welcome to Grand7 palau

パラオで見られる魚のことを中心に書いています。

 

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ページの最後まで下へスクロールして頂くと、魚の種類ごとに分けられたカテゴラリーやブログ内検索システムがあります。

少々面倒ですが、見たい記事を探しやすくなっておりますのでご利用下さい。

 

 

 

パラオは、ワイドもマクロも楽しめる素晴らしい海です。

一緒に楽しみましょう(*^^*)

 

サクラテンジクダイ

サクラテンジクダイです。

 

伊豆以南の日本でも会えます。

 

 

 

暗ーーい場所が好きで

笑ってしまうほど、スケスケ。

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テンジクダイ科なので、オスは口内保育で卵を育てます。

 

口の周りもスケスケなので・・・

 

おぉう・・・・

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なんだか、ホラーチックでございます(@_@;)

 

 

暗い場所にはたくさんいますので

会いたくなったら、のぞいてみてください♪

 

 

イエローカーディナルフィッシュ 口内保育と子殺しの話

イエローカーディナルフィッシュ

中・西部太平洋に棲息するテンジクダイの仲間です。

 

鮮やかな黄色が目を引きます。

 

 

テンジクダイの仲間は、

産気づいたメスが良さげなオスとペアを組み

 

メスが卵を産み始めたら、雄が寄り添い精子をかけ

産み切って落ちてしまう前に

卵塊(粒粒卵はひとかたまりになって出てきます)

を見事に口でくわえます

 

なんと見事なタイミング!

 

 

あっ、間に合わなくて落としちゃった(゚Д゚;)

なんてことはないのだろうか・・・

 

ある程度引っ張らないと、

卵塊は落ちないようになっているのかしら。

 

 

 

あごがクッキングパパみたいになっているのが

口内保育中のオスです

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約一週間、飲まず食わずで子育てします。

えらいね!!

 

 

しかし

 

たまに、卵を食べてしまうこともあるのだそうです。

 

 

体が小さい若いメスが生んだ卵塊は小さいです。

卵一粒の大きさはさほど変わらなそうなので、

数が少ないと予想されます。

 

逆に立派なメスが生んだ卵塊は大きい。

つまり卵の数は多いということ。

 

他にも産気づいた立派なメスがたくさんいる

そういう環境ならば

 

小さな卵塊を食べてしまって、腹を満たしてから

立派なメスの生んだ卵塊を大事に育てる方が

自分の子孫を残すのに効率的というのは頷けます。

 

 

同じ1週間かけるのなら、数が多い方がいいですものね。

 

 

そういう目線で、口内保育しているオスの中に

お腹がぽっこりしているテンジクダイがいないかも

チェックしてみましょう!

 

 

 

産みたてから数日、卵はピンク色。

育ってくると、目玉がキラキラ銀色に光って見えてきます。

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いっぱいーーー。

 

 

 

孵化すると、透明なまま数日間は水面近くを漂い

自分の行くべき場所へ着底できたら、色が付きます

 

まず、ここまででほとんどが

他の魚に食べられてしまいます。

 

 

 

無事に大きく育つのは、ほんの一握りの逸材。

 

そう考えると、君はすごいね!!

と、感動すら覚えます。

 

これはすべての魚、

生き物において言えることですね。

 

 

 

少し話がそれましたが・・・

 

年間を通して水温が高いパラオでは

口内保育中のオスには年中会うことが出来ます。

 

育メンに是非会っていってください♪

コクハンアラ 幼魚 成魚

コクハンアラというハタ仲間の子供です

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この色合いのステージは、なかなか会う機会が少ないので

一瞬、「君は誰?」

となりましたが、色味は違えど明らかにこの模様

 

 

はい。コクハンアラです。

こちらは若魚。このステージはよく見かけますね。

若魚といっても、50㎝以上あったりします。

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しっかり成長した成魚は、体長1mを超します。

どーーーん。

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あぁっ、もう全然可愛くない(゚д゚)

肉食系な香りがプンプンするルックスですね。

 

 

 

チビちゃん。

ハタらしい顔つきはしていますが、可愛いです♪

 

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この子は、色が薄いのですが

 

チビチビのうちが薄く、

徐々に黒と黄色、白のハッキリした色味に変化していくのか

 

はたまた

生息環境や個体差なのか??

 

両方あるかもしれませんね。

 

 

 

幼魚のうちは、毒を持つシマキンチャクフグに擬態して

身を守っているのではと言われています。

 

尾がきゅっとすぼまっている、このフォルム。

この後、黒、黄、白の色味がはっきりしてきたら

確かにシマキンチャクフグに似ています

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すまし顔でちょっとこちらを気にしていますね( *´艸`)

 

はっ!

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めちゃくちゃ驚いている(笑)

 

 

魚がどんな気持ちなのかは、あくまで想像ですが

表情豊かで笑ってしまいます( *´艸`)

 

可愛いな♪

 

 

 

ミナミハタ

ミナミハタ

 

生息域は、中・西部太平洋、インド洋。

日本でも沖縄の一部では見られるようですが、稀種だと思われます。

 

他の地域ではもう少し深めのようですが

パラオでは、水深15~20mからと

割合に浅めから普通にいるので有難い(*^^*)

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サイズは、大きくても20㎝~25㎝ほど。

 

パラオでは、やや暗所。(ケーブの天井付近など)に、

逆さまにホバリングしていることが多いです。

 

 

 

チャームポイントは何といってもこのカラーリング♪

 

まぁーーーー美しい・・・っ!!  (写真:Yoshikoさん)

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ちなみに、英名はHarlequin 道化師だそうです。

 

海外コメディホームドラマで、おじさんがこういう柄のパジャマ

着ていそうだなぁ。と、昔思っていたのですが

 

道化師ですかぁ。

まぁ遠からず、ですかね?

 

 

 

 

少し若い個体。色が濃い。(写真:Sanoさん)

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幼魚時代は、青のストライプが入らず薄い黄色です。

成長に伴い、少しずつ青のラインが出てきます。

 

幼魚時代は警戒心が強く、

壁沿いの穴にすぐに引っ込んでしまうので

見つけるのも、撮影も難易度高めです。

 

 

ばしっと撮りたいものですなぁ。

 

 

 

成魚でも美しい、道化師ことミナミハタ。

パラオではとても見やすいですので是非♪

 

メガネベニハゼ

パラオでは、とてもポピュラーなベニハゼです。

 

私たちが通常ダイビングを楽しむ深度

ドロップオフにたくさんいるので

非常に親しみのあるベニハゼなのです

 

 

生息域は、屋久島、石垣島西表島、西部太平洋、インド洋など。

 

 

リングアイドワーフゴビーと呼ばれていましたが

2007年にメガネベニハゼと和名がつけられました。

 

 

どうでしょう?

メガネっぽいですか??

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半開きな口が可愛すぎますね( *´艸`)

 

 

 

私たちが普段潜る範囲で個体数が多い。

 

と、いうことは

 

シチュエーションが色々選べるということ!

 

 

素敵な背景で狙ってみてはいかがでしょうか?

 

背景や撮り方に変化を付けると

とても素敵な作品になるのでお勧めです(*^^*)

 

ニンギョウベニハゼsp.A&B

ニンギョウベニハゼsp.A ニンギョウベニハゼsp.B

と、呼ばれているベニハゼです。

 

 

sp.Aは、少し暗っぽい場所にいます。

 

そういう場所ならどこにでもいますが

特に、ブルーホールにわんさかいます。

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写真ではわかりにくいのですが

背中に、谷折り線みたいなラインが入っていたり

顔に薄くラインが入っていたりします。

 

 

 

こちらは、sp.Bです。顔のラインの色がきれい!

 

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特徴は、胸鰭の付け根と目玉の間に、赤い斑が入ること。

(肉眼では、黒っぽく見えます。)

 

sp.Bは、sp.Aよりも、結構ちゃんと暗い場所に多いです。

かと言って、真っ暗な場所というわけでもないのですよね。

表現が難しい・・・

シアストンネルに多いです。

 

 

個人的には、sp.B の方が、色が鮮やかで好みです。

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かわいいねぇ。

 

 

 

光やダイバーの気配に敏感なところがあるので

寄って撮ろうとすると、引っ込んでしまいがちですが

 

 

個体数が多いのでチャンレンジし続けましょう(笑)

 

赤フィルター付きのライトだと警戒されにくいかと思います。

 

 

 

ベニハゼ、可愛いな。