grand7 fish book in Palau

パラオで見られる魚のことを書いています

ハゼとエビの共生 相性良し?悪し?

砂地に棲むハゼの仲間には、

テッポウエビと共生するタイプが多くいます。

f:id:grand7nozomi:20200312111431j:plain

▲ギンガハゼとテッポウエビ

 

 

エビは、穴掘り役

 体の割に大きなはさみを駆使しして

 せっせと砂や小石をブルドーザーのごとく

 穴の外へ掘り出し穴を大きくします。

 

ハゼは、見張り役

 視力の弱いエビに代わって、危険を察知するとヒレを振り

 エビに穴へ引っ込むよううながしていると言われています。

 

 

共生。お互いに利益のある同棲生活のようなものですね。

 

 

 

ハゼがエビを選んでいると聞いたことがあります。

f:id:grand7nozomi:20200312182750j:plain

ちっこいハゼが、大きめのエビを何匹も従えているのを見ると

こいつ、なかなかやるな。

と、こっそり思っています。

 

 

 

 

ハゼとエビの性格とか、相性を観察するのもまた面白いのです

 

 

 

危機意識の低いハゼ × ビビりのエビ

 = ハゼは写真撮り放題 しかし 家は小さい

 

危機意識の低いハゼ × 出たがりのエビ

 = 写真撮り放題 & 家がやたら豪邸

 

ビビりなハゼ × ビビりなエビ

 = 誰も出てこない。つまんない。

   巣穴でどんな風にビビっているんだろう。

 

ビビりなハゼ × 出たがり肝の据わっているエビ

 = エビに押し出されてハゼが出てきちゃう。

   ハゼのやめてーって表情が笑える。

   泥地では泥が舞いまくり、湯けむり状態ロマンチック。

 

 

 

そういえば。

 

以前、ビビりなハゼ × 出たがりなエビ

の決定版を見たことがありました。

 

やたら 立派な 玄関ですね

f:id:grand7nozomi:20200312111544j:plain

エビよ。きみ、どこまで行くんだ・・・

 

 

ハゼの放任っぷり

エビの肝据わってる通り越して、無鉄砲っぷり

(てっぽうえびだけに♡)

 

いやいやいやいや。君たち、相性悪すぎ!!

と、思わず爆笑して突っ込んでしまいました。

 

 

 

そんな目線で見てみると

なかなか面白い、エビとハゼの共生観察。

 

へんてこ共生パートナーを見つけてみるのも

面白いものです( *´艸`)

 

 

ギンガハゼ

ギンガハゼ

 

生息域は、奄美大島八重山諸島、インド・太平洋

 

パラオでは、内湾の浅い砂地や、

外洋のポイント中では、ドロップオフではない

穏やかな砂地で会うことが出来ます。

 

 

 

 

ギンガハゼは、通常白黒タイプのもので

黄色いタイプは、その昔コガネハゼと呼ばれていたそうです。

 

同種のカラーバリエーションということが分かり

黄色タイプも、ギンガハゼ(黄化個体)と呼ばれています。

 

 

 

 

パラオでは、黄化タイプがやたら多いです。

特に内湾のポイントの水深5mほどにいっぱい!

 

黄化タイプのペア。

f:id:grand7nozomi:20200312104452j:plain

鮮やかな黄色は白い砂地で目をひき、人気があります(*^^*)

 

 

こちらは白黒タイプ。

f:id:grand7nozomi:20200312111431j:plain

白黒タイプは、威嚇時にあご下のオレンジが目立ちます。

よく見ると、腹びれの細かいブルーのドットがオシャレ。

 

個人的には、白黒タイプも好きですねぇ。

 

 

 

 

ギンガハゼに限ったことではないのですが

 

ペアでいるハゼを観察していると

片方のお腹が、ポッコリ膨らんでいたりします。

 

お腹に卵に持つメスです。

 

お腹が膨れていない状態では、

正直、どちらがオスかメスか分からないのですが

ペアになっていて、お腹が膨れていると分かりやすいです。

 

 

そんなペアに、そろーっと近づいてみると

 

 

一匹は、大きく口を開けて威嚇してきます。

もう一匹は、先にビビって引っ込みます。

f:id:grand7nozomi:20200312111409j:plain

 

威嚇するのはいつも、メス。

びびって引っ込むのは、オス。

 

 

お母ちゃん、強。こわ。

お父ちゃん、もっとしっかりせんかーーい!(笑)

 

こんな目線で観察してみるのも、なかなか面白いものです(*^^*)

 

もちろん、ハゼによっても性格があるようで

個体差や相性を観察しながら想像するのも楽しかったりします。

(はたから見たら、ちょっと変な人に見えるかもしれませんが)

 

 

 

 

勿論、ちびっこも可愛いです( *´艸`)

f:id:grand7nozomi:20200312111521j:plain

目が緑♪

 

 

 

浅い砂地でじっくり着底して撮影ができます。

是非、素敵なお気に入りを撮影していってくださいね。

 

 

 

 

パラオ 黒いチンアナゴ クロチン

 
 
クロチンです。
 

s-_O5A9368.jpg

 
割合で言えば多くはないのですが
探せば、普通にいます。
 
 
 
クロチン。黒いですが、普通のチンアナゴと同じ種です。
 
 
 
クロチンは、細くて小柄な若い個体に多いですが
同じサイズでも、白い個体もいるので
一概に幼魚だから黒いとは言えないようです。
 
 
 
成魚サイズでは、黒い個体は見かけません。
(興奮色なのか、個体差なのか、生息環境なのか
なんだか黒っぽい個体は見かけたことはありますが)
 
 
 
成長すると、白っぽくなるのでしょうね。
 
 
魚では、成長するに従い
色が薄くなるのはよくあることです。
 
 
皮膚が伸びていくから、薄くなる。
みたいな感じでしょうか??
 
 
 
 
 
 
口が半開き。何か言いたげ( *´艸`)
 
s-_O5A9366.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
プランクトンをキャッチしに伸びているところ。
背びれまで黒いのね!!
 
s-_O5A9356.jpg
 
パット見は、黒くて細い棒にしか見えませんが
 
こうして見ると、黒い方が可愛い(*´ω`*)
 
 
 
 
 
クロチン、結構かわいいやつ。
探してみてください♪
 
 
 

パラオ チンアナゴのこと

初心に戻ってチンアナゴの話です。
 
 
 
ダイバーに人気
ダイバーでなくても認知度が高めだったりする
 
ガイドにとっては、いつもそこへ行けばいるという
抜群の安定感!!
 
非常にありがたい存在です( *´艸`)
 
 
 
 
 
砂からにょろーんと出ています。
 
何かが近づいて危険を察知すると、砂の中に引っ込みます。
 
 
 
パラオのメジャーポイントのチンアナゴ
ダイバー慣れをしているようで
 
あんまり引っ込みません。
 

s-_O5A9377.jpg

 
 
サイドに、二つの大きな黒斑
そして、実はお腹側に、三つ目の大きな黒斑があります。
 
 
この三つ目の黒斑が見れたら、
何か良いことあるんだって。
 ↑ぼんやりーー(笑)
 
 
まぁ、肝の据わっているチンアナゴが多いパラオでは、
高確率で見れますけどね(笑)
 
 
なんか良いこと、ありまくりね。
 

 
 
 
チンアナゴのチンは、犬のチンのことらしい。
それに似ていることが名前の由来なのだそうな。
 
 
本当に??
 
 
 
アップで。
 
わわわ!!!なんだかすごいぞ。
 
s-_O5A9376.jpg
 
鼻の穴があったり、たらこ唇だったり
白い部分も、実は細かい点々が入っていたり
 
 
近くで見るとなんだかリアル(゚д゚)!
 
たらこ唇が、個人的にはツボです。
 
 
 
しかし
 
私にはチンに似ているとはあまり思えないのですが・・・
 
いかがでしょうか??
 
 
 
 
 
 
 
このチンアナゴ、動きの観察も面白い!!
 
 
ただユラユラ動いているだけじゃないのです。
 
 
 
 
流れに乗ってくる、プランクトンを
パクッ、パクッ、とキャッチしながら食べているのです。
 
 
みーんな流れのかみを向いて
パクッ、パクッ、と食べ続けています。
 
 
1日どのくらい食べないといけないのだろうか?
不思議なくらい、永遠にずーっと食べています。
 
起きている間、大体ずーっと食べてる。
1匹ずつしか食べられないことを考えると
プランクトン、カロリー低いんだわね。
 
 
 
 
 
 
 
他にも、お隣さん同士でプチ喧嘩をしていたり
チンアナゴ模様を楽しむこともできます。
 
 
 
 
 
 
今一度、チンアナゴ
今まで知らなかったところが見えてくるかも♪
 
じっくり会っていってくださいませ(*^^*)
 
 

パラオ ウーロンのサメ幼稚園

サメサメサメサメ・・・
 

こちら、パラオのウーロンチャネルでよく見かける、サメ幼稚園。


s-サメ幼稚園
 
 
サメ幼稚園というのは、
グレイリーフシャークの子供たちの群れです。
 
 
 
 
ある程度潮の当たる場所には、
成魚でもグレイリーフシャークは集まりますが
 
幼魚のうちは特に、集団で行動します。
 
 
サメといってもまだ弱い存在なので
身を守るために集団でいるのでしょうね。
 
 
 
 
 
乾季も、そしてつい先日も、継続して現れ
私たちを癒してくれているサメ幼稚園。
 
魚の成長は早いので、同じ子達ではなく
代替わりしながら楽しませてくれているのでしょう。
 
 
 
 
 
比較対象物がないとサイズ感は伝わりにくいですが
 
ぬいぐるみサイズで、細っこくて
集まって泳ぐ姿は本当に可愛らしい!!
 
 
 
そして
 
 
チビとはいえ、サメが高密度に群れている。
そんな光景はたまりませんね!!( *´艸`)
 
 
 
↓動画でもお楽しみ下さい(^^)/
 
 
 
 
可愛らしいチビザメ軍団。
是非会いに来てください♪
 
 
 

台湾経由のパラオ

少し前の話ですが


バケーションの日本、パラオ間往復に
台湾経由のチャイナエアラインを初めて利用しました。


経緯としては、前は大韓航空の韓国経由を利用していたのですが
パラオの雨季は閑散期という理由で
7月~10月まで運休するとのこと。


むむ。

どうしよう??



台湾行ったことないし、行ってみようかな。
小籠包食べたいし。(単純)



結果から言うと、台湾、良かったです!(*^-^*)


一言で言うと、パラオと日本の間に
小旅行を組み込んでいるような感じ♪




パラオから日本へ行く場合は
パラオを夕方発、約4時間のフライトで台湾へは夜着になります。

それから乗り継いで日本へ行く飛行機は、
翌日の朝からの便しかありません。


なので、空港で夜を明かして朝一のフライトに乗り継ぐ
または、台湾で一泊する、の2択になります。



はじめは、一泊するの面倒だなー。

と思っていたのですが


折角なら、楽しもう♪
ということで台北に一泊してみました。



パラオ旅行に組み込んでいる場合
パラオでの空港、ホテル間送迎は
組み込まれていることがほとんどですが
台湾での移動は、個人手配になります。

タクシーか、MRT(電車)が主な移動手段。


表示が分かりやすいので、MRTは迷うことなく利用できました。


逆にタクシーの運転手さんは英語が通じにくい人も。
目的地が分かりやすい観光地や有名ホテルなどは
話したり文字を見せればわかると思うのですが

実際、自分の安めのホテルは分かってもらえず
結果、変なところで降ろされ、えらい目にあいました・・・。

良し悪しは、場合によりそうです。




到着後は、夜市には間に合わず。


翌日は、日本への夕方便がいっぱいで昼便。
なので、午前中しか行動できる時間がない!!



と、いうことで


朝6時から、ご飯を食べに出かけました( *´艸`)




朝ごはんは、ドゥジャンと小籠包と肉まん。

ドゥジャンは、さらっとしている豆乳らしい。
おぼろ豆腐のような感じもする。
s-unnamed (2)

朝ごはんのおかゆ的なものだろうと
実は、そんなに期待してなかったのだけれど


美味しいっ!!!!



ほんのり聞いた塩味。
優しい味なんだけど、旨味。
お好みでラー油。合うーーーー(*´Д`)



いわゆる、ディナー的なものではなく
朝ごはんの定番らしいのだけど

台湾で食べたいくつかの料理の中で、
私は実はこれが一番おいしいと思いました。


揚げパンのようなものをひたしたりして食べることも。
揚げパン的なもののボリュームはやばかった。

なぜか、おばちゃんがすごい勧めてきて2個も。
写真は撮るの忘れてしまった(*´Д`)



小籠包も、安定の美味しさでした♪






ブランチは、ルーローハン。
豚肉丼です。
s-unnamed.jpg
これも美味しかったなー( *´艸`)




美味しいだけでなく、安い。

パラオからだと、やたら感じる物価の安さ。
お腹いっぱい食べても、安い!!( *´艸`)

気候も温暖で過ごしやすいです。






お昼過ぎの飛行機だったので
10時前には移動しなければならず。


もっと美味しいもの見つけたかったし
観光もしてみたかったなー。



次回は、夕方便にするか、2泊するか。

もっとちゃんと滞在して楽しみたいと思わせる
台湾プチプチ旅でした。




日程に余裕がある方
台湾のグルメに興味がある方

パラオ旅行の帰りに、台湾旅行

お勧めです♪





ちなみに。


これまではあくまで朝食とブランチ。
機内食のランチも完食しております( *´艸`)てへ。


パラオ内湾 スケスケシリーズ

スケスケの、ちょっとヘンテコたちのお話。

 
 
 
卵から孵化した魚の赤ちゃんは、
スケスケでまだ色の出ていない状態で浮遊します。
 
自分の棲むべき場所を見つけ、着底すると
それぞれの色が出てきます。
 
 
夜などには、
浮遊しているスケスケの赤ちゃんに会うことが出来ますが
 
 
日中でも、着底したての赤ちゃんは
まだスケスケ率高めなのです!
 
 
 
 
多分、コロダイの赤ちゃん
s-_O5A7995.jpg
永遠にフリフリフリフリ・・・
 
 
 
 
同じく、永久にフリフリしているオレンジ色。
s-_O5A1282.jpg
なんなんだ!!!
 
肉眼では、透明の部分がほぼ見えないので
ちっちゃいオレンジ色の粒が、プルプルしているように見えます。
 
このレベルを、魂(たましい)と呼んでいます( *´艸`)
 
 
 
 
実は、チョウチョウコショウダイの赤ちゃんなのです!!
s-_O5A1272.jpg
ちっさーーーー!!
 
 
 
 
 
 
 
スケスケの、マンジュウイシモチの赤ちゃんもいっぱいでした♪
 
 
 
赤のドット模様がボディ後方に入り、
イチゴのパンツを履いているみたい!と人気なのですが
 
小さなうちは、赤いドットがまだ入りません。
 
 
ノーパンです。
s-_O5A8071.jpg
 
 
 
さらにさらに・・・
 
 
ちっさーーーーー!!!
s-_O5A8068.jpg
 
 
 
 
いやーーー、幼魚大好きなんですけどね
 
ここまで小さすぎると、スケスケすぎて
可愛いのか可愛くないのか、よくわからない(笑)
 
 
 
魚はすぐに成長してしまいますからね!
数日でもうしっかりしてしまいます。
 
自分の好みのステージ、狙ってみてくださいね(*^^*)
 
 
 
 
 
バーリングしながらふわふわする魚なので
この手のスケスケの子供達を撮影するのはちょっと大変!
 
 
コツは・・・
 
 
ねばること。
 
笑。
 
 
 
強いて言うなら、背景にサンゴなどが入らないようにすると
比較的ピントが合いやすいです。
 
透明で小さいので、どうしても背景にサンゴなど物があると
そちらにピントが合いやすくなってしまうのですね。
 
 
 
 
でも、やっぱり時間をかけてねばることかなー。
 
いっぱい撮って、失敗作は捨てる!
今やほぼデジタルですからね。
 
 
じっくり撮りましょう(*^^*)
付き合います♪