grand7 fish book in Palau

パラオで見られる魚のことを書いています

タイガーシャーク マンタを食べる

1月30日の午後。

 

ジャーマンチャネルでの

「マンタを食べるタイガーシャーク」

 

私も見てきました。

 

 

 

 

3本目、ダイビングのはじめに見に行った時には

マンタの亡骸は、まだ原型をとどめていました。

 

 

後で分かったことですが、Simoneというメスで

今シーズンからジャーマンチャネルで登場し始めていた個体でした。

 

 

プランクトンを捕食しに、グルグルアクロバティックに

中層で宙返りしていたりと、元気な動画も残っています。

 

1月27日、なくなるたった3日前にも元気に登場していて

私たちを楽しませてくれていました。

 

 

すでに亡くなっているマンタ。

それを食べようと集まっているのは

もの凄い数のツマグロと、3mほどのタイガーシャークが1匹。

 

 

 

 

 

 

その後、3本目終了後にボートで再び見に行くと・・・

 

 

タイガーシャークが3匹になっていました!!!

 

しかも、サイズ感アップ・・・Σ(゚Д゚)

 

 

一番大きい個体は、4~5mの巨体。

 

 

 

 

大きなタイガーシャークが3匹ともなると

かなり、捕食のペースはあがるらしく

 

1時間で、みるみるうちにマンタの原型はなくなり

ほぼあばらの部分のみとなってしまいました。

 

 

 

ツマグロは、たくさんいるものの

自分たちで、噛みついたり、引きちぎって

食べる様子はほぼありません。

 

そこはもう、タイガーシャークが完全に支配者。

ツマグロは、空気を読んであまり近づけないといった感じ。

 

 

タイガーシャークは、あばらの部分さえ

噛みついたままブンブン頭を振って、引きちぎるように食べています。

 

残すことなく、きれいに平らげていきます。

 

 

 

ツマグロは、タイガーが食べるおこぼれを

少しずつ食べているようでした。

 

 

 

 

マンタが大好きな私としては、

マンタの亡骸をみて、初めは悲しい気持ちにもなりましたが

 

 

タイガーシャークだって、食べれなければ生きていけません。

他の魚、この世の生き物、みんなそうです。

 

 

私だって、ご飯を食べます。

私も、動物を食べます。

 

 

 

これが通常の、自然の世界。

ただ可哀そう、というのは違うかなと思い始めました。

 

 

むしろ、無駄なく、残すところなく

きれいに平らげていく様子を見て

 

感心の気持ちを抱くほどでした。

 

 

 

マンタの亡骸の、なに一つ、無駄になっていないのです。

 

すごい。

 

 

 

 

 

 

いやーーーーー、しかし。

 

そんな感心する気持ちを吹っ飛ばしてしまうほど

タイガーシャーク、でかかった!!びっくりした!!

 

 

実は、初めてサメを見て

「本当にやばいやつだ・・・こわい!!」と思いました。

 

捕食モードでアグレッシブになっているサメは危ないです。

こちらへ向かって近づいてきたときは本当にこわかった!!

 

 

体がデカいのもコワイと思う原因の一つですが

目が、かなりいっちゃってます。

 

 

 

 

私のカメラには、こんな姿が写っていました。

 

近づいてきた!!

 

 

口から出ているのは・・・

 

マンタの尾 Σ(゚Д゚)

 

 

ひぇーーーー*1*2*3

 

 

 

 

こんなことがあった後なので

しばらくマンタが寄り付かなくならないか心配。

 

今のところ、時々は出てくれていますが

かなり遭遇率は確率が低くなっております。

 

そもそも、2月はジャーマンチャネルでのマンタの出現率が

ガクッと落ちる季節なので、何とも言えませんが・・・。

 

 

 

マンタ、きっと近いうちに

またたくさん会いましょう!

 

 

Nozomi

 

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*3:+_+