grand7 fish book in Palau

パラオで見られる魚のことを書いています

イクメン、スズメダイ

ジョーフィッシュだけでなく、スズメダイの仲間も育メンです。
メスが産んだ卵にオスが精子をかけ、孵化まで卵の面倒を見ます。

スズメダイの種類によって生みつける場所は様々です。

むき出しの岩肌に産みつけるタイプ
石や岩の小さな穴の中の岩肌、貝殻や空きビンの内側に産み付けるタイプ
ムチカラマツなどに産み付けるタイプ
サンゴに産み付けるタイプ

いずれにしても、オスが面倒を見るのが一般的です


外敵が卵に近づかないように必死で追い払い、
新鮮なお水がいきわたるようにヒレであおいであげたり
ゴミをきれいに取り除くなど、卵の周りはいつもきれいにしてあります



先日、内湾にて
岩の小さな穴にたてこもり落ち着きがないスズメダイの仲間がやたら目に付きました

スズメダイは普段良く動くので、撮影には泣かされますが
こんなときは、アップで撮れます

写真はコーラルデモイセル。

以前にも紹介したように一見地味なのですが
ひらひらのヒレと、実はブルーのドットが散りばめられた美しいスズメダイです
よく見ないと分からないのですけどね・・・。

パラオ内湾にはいーっぱいいますが、是非見ていただきたい魚のひとつです。


卵は、まだ新しいのか白い透き通ったきれいなものでした
でも、よく見ると中身がもう形成されつつあるのも見えます

この撮影は、けっこう大変

なんせ、小さな小さな穴なので中を照らすためのライトの角度がシビア!!
コツがつかめればいいのですが、それまで格闘

この子達は、少しだけ開いている貝殻などの内側などに産み付けてたてこもるのも多いですね
小さめのスズメダイなので可能なわけです


クジャクスズメダイも、パタパタ大忙しで新鮮なお水を送り続けていました

クジャクスズメダイのほうがやや大きいので、撮影はしやすいですね


産卵行動(産みつけシーン)、育メン活動は
パラオでは、通年観察することが出来ます!

なかなか面白いものです!
一緒に見守りましょう♪