ニシキテグリ 卵の孵化 成長
勝手にニシキテグリ特集。
第3回 卵の孵化、成長の話です。
受精した卵は、水中を浮遊した後、約14時間後に孵化。
孵化直後は、おたまじゃくしのような形をしているそうです。
おたまの丸い部分には養分が入っていて、初めはその栄養で生きます。
2日ほどで、開口(口が形成されます)
それから、自力で捕食出来るようになったら生き残ることが出来ます。
ニシキテグリが食べているのは、サンゴに付着している動物性プランクトンです。
サンゴの周りを、おちょぼ口でついばんでいる姿をよく見かけますよね。
あの姿がまた可愛らしいのですよねぇ(´艸`*)
ニシキテグリの特徴である、独特のあの奇抜な色合い。
あれは、初めからついているわけではありません。
孵化直後は、無色透明。
そして、着底すると色がついてきます。
初めは、黄色。
くすんだ黄色になり、あの色味が徐々に出現してくるそうです。
これは見てみたい!
環境によると思いますが、とても小さいのでしょうね。
桟橋下の個体は、小さい個体が多いです。
しっかりニシキテグリの色味をしている個体でも、めちゃくちゃ小さいです。
5ミリくらいかな。
なので、色味のついていない個体はもっともっと小さいのでしょう。
桟橋下の場合、幼魚でなくても、小さ目のメスが多いです。
子供かと思った!という小さいサイズのメスのニシキテグリが
いっちょ前に産卵をしています。
こんな体格差カップルも、よく見ます。
パラオは、年中水温が高く一定なので年中産卵していますが
日本など、水温が季節により変動する場所では、水温が高い時期にしか産卵しません。
飼育している方によると、25度より水温を低く設定すると産卵をしないそうで
ニシキテグリを大きく育てることが出来るのだそうです。
栄養を、自分の成長に使えるというわけです。
同じ月齢の場合、水温に変動のある地域のニシキテグリは大きめなのでしょう。
パラオのは、産卵に栄養を使うので、体が小さい個体が多いのでしょうね。
もちろん、長生きすればするほど大きく成長はしていきますが・・・。
と、なにやら色々書きましたが
結局は、やっぱりかわいいから大好きなニシキテグリ!!
メスの様子をうかがい、おそるおそるアプローチするオス
おもわせぶりで、なかなかなびかないメス
でも、ぴったりくっついてラブラブな様子は・・・
メスがオスにキスしているみたいだわ(*ノωノ)
かわいいいいいい♡
かわいいテグリちゃん。
是非見にいらして下さいね。