grand7 fish book in Palau

パラオで見られる魚のことを書いています

スズメダイモドキのスケスケ赤ちゃん

スズメダイモドキ

モドキだなんて。
何とも可愛そうな名前がついている魚。

一属一種、スズメダイモドキ属。
内湾のサンゴ礁域、浅場に生息しています。


縄張り意識が強く、成魚にはよく威嚇されます。
卵を守っていたりすると、えらいことです。
ガツガツ噛みついてきます。


見た目も、何というか、ただの地味な薄汚れたような(失礼)茶色で
スズメダイの仲間の中では大型種、お世辞にも可愛くはないです。



しかし。



幼魚時代となると、話は別。

色も、模様も、小ささも
とってもかわいい!!

なぜ、こんなに違うのか。

幼魚のうちは、個人的にお気に入りのスズメダイです。
この写真の子も、チビチビサイズなのですが

先日、さらにチビを発見しました!



なんと。
まだスケスケ!!

着底したての赤ちゃんです( *´艸`)


卵から孵化してからしばらくは、浮遊生活を送るのですが
その間、体は透明です。


自分が降り立つべき場所に着底したら、色が出始めるのです。


ようこそ、スズメダイモドキとしての、新ステージへ。

青い部分から色が付き始めるんですね。
初めて知りました。


このサイズ、この透明感の個体は、初めて。
気づいていないだけで、たくさんいるのでしょうね。


かわいすぎ!!
もう、今頃にはすっかり色がついていることでしょう。



また、このステージの子たちに会えたらいいな。