grand7 fish book in Palau

パラオで見られる魚のことを書いています

ペリリュー イレズミフエダイ放精放卵

ペリリュー、行ってきました。



知ってるお顔のみ、大好きなゲスト様たちと
少人数で行ってまいりました(*^^*)♪







左にイレズミフエダイの群れ 産卵!!
右にロウニンアジの群れ
下にカマスガリザメが4本ウロウロ

いやーーーー。
贅沢!!







個人的に、興味をそそられたのはイレズミフエダイの産卵の様子。


ものすごい数のイレズミフエダイが、群がっている中に、
黒っぽい個体が混ざっています。


オスは婚姻色になると、黒っぽくなります。

そんなオスたちは、メスに求愛行動をとります。
後ろから、メスをちょいちょいつつくようにしてくっついています。

刺激を受けてなのか?
メスが産卵モードになると・・・





スーーーパーーーーーダーーーッシュ!!!




うおぉぉぉーーーーー(◎_◎;)(◎_◎;)(◎_◎;)




めちゃくちゃ速いです。
これ、言葉じゃ伝えきれない・・・。
動画とかあげられたらいいんだけどなぁ。



カンムリブダイの産卵とも、バラフエダイの産卵とも
またちょっと違う感じの動きです。



メス、笑っちゃうほどの速さ。
そんなに早く泳げなさそうなフォルムなんですけどね。




しかも、急に方向変えたりのジグザグ戦法!!
なんとトリッキーな!!

速さだけでなく、フェイントも半端ないです。


まるで、オスを振り切るかのようなその動き。





私の動きについて来れないドンくさいヤツは、
私の卵の父親になる資格ないのよ!!


と、言っているように見えます。
めちゃくちゃ高飛車です。




産卵はメス発進で(オスが求愛して着火はさせているものの)
しかも、簡単にはモノにさせないという、メスのしたたかさ。

メス、すごいわ・・・。




優秀な子孫を残すための戦略なんでしょうね。


イレズミフエダイに関しては、
運動神経の良さ、俊敏さなどが重要になってくるのでしょうか。




運動神経の良いオスは、きっとたくさん子孫を残しているのでしょう。




でも、きっとドンくさいメスだっているはず。
そしたら、ちょっとドンくさいオスにも、子孫を残すチャンスがある!


でも・・・
ドンくさいメスは、あまりモテないのかな・・・




そんなことを色々と思いながら、イレズミフエダイの求愛行動から産卵まで
じっくり見てきました。



イレズミフエダイの数の多さ、大きななサメには圧巻ですが、
やはり、生態行動の観察は面白いです。


また、見に行けるといいな。