2017-09-26 ニセモンツキスズメダイ スズメダイ科 ニセモンツキスズメダイ生息域は、琉球列島、東部インド洋、西部太平洋(台湾、インドネシア、フィリピン、パプアニューギニア、オーストラリア、フィジー、ソロモン諸島)と、広いのですがパラオでは個体数が少なく、そもそもの生息深度もー20m以深と、やや深めのためあまりお目にかかれないスズメダイです。私、この子にパラオで初めて会ったのは、つい最近です。外洋のドロップオフ、水深は20m台。胸鰭の付け根の黒斑と、背・尻・尾びれの黄色が目立つ特徴です。分かりにくいですが、尾びれは黒く縁取られます。この写真は、一眼レフカメラで、開放気味(ふんわり系)に撮影しています。と、いうのも肉眼の印象や、写真でも絞ってカッチリ撮影してしまうとこれが、なんとも、地味な色味なのです(;´∀`)本来は、ボディの色がもっとグレーに見えます。開放で撮影すると、きれいなブルーに写ってくれるのですね。この子はまだ大きくない個体でしたが、成長すると10センチ以上と、割合大きい種のスズメダイです。温帯域に比べ、熱帯域の方が鮮やかな色になる傾向がありますがこの子も、その手のタイプのようでパラオで出会った子は、割合ヒレの黄味が強く鮮やかでした。地味だけど、パラオで見つけたら「おっ!」となるスズメダイ。おっ!と思った方は、かなり通だと思われます(笑)また会いたいですね。