grand7 fish book in Palau

パラオで見られる魚のことを書いています

ホホジロザメも、おっぱい?

マンタの、子宮ミルクの話をしましたが

 

 

実は、ホホジロザメも子宮ミルクを与えていた!

という興味深い記事を見かけました。

 

 

 

 

 

 

 

ホホジロザメのメスが、妊娠初期に子宮のなかで

子どもに「ミルク」を与えていることを

沖縄美ら島財団総合研究センターの佐藤圭一氏らが発見し、

916日付けのオンライン科学誌BiologyOpen」で発表しました。

 

サメで子宮ミルクが見つかったのは初めてとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元漁協の協力のもと、誤って漁獲されて死んでいた

ホホジロザメの妊娠個体を2014年と2016年に入手。

 

子宮や胎児、子宮内の液体などを分析した結果、

子宮の内壁が大量のミルク状液体(子宮ミルク)を分泌することが分かりました。

 

 

 

えぇーーーー!!

意外!!意外!!

 

あの獰猛なホホジロザメが、ミルク!?

 

 

 

 

 

 

驚くべきなのは、ここからも。

 

 

 

妊娠後期には子宮ミルクの分泌が止まり

子宮の内壁が魚のエラのような組織に変化。

より多くの酸素を供給することなど、

きわめて特異な繁殖生態をもつことが明らかになった

 

 

というのです!!

 

 

 

 

 

 

 

ある程度、ミルクで育ったら、今度は酸素をたくさん供給するように

組織が変化するというのです!!

 

その後は、小さな兄弟などを食べて大きくなるのですね。

 

 

 

 

 

 

 

いやーーーー。びっくりびっくり!!

 

ホホジロサメ、すごいな!!

こういう話、面白いですね。

 
 
 
 
 

 

映画、ジョーズなどでのホホジロザメですが

(あの映画は、やたらサメが悪者というか、

コワいやつにされすぎているとは思いますが・・・)

 

 

おっぱいをあげているということを考えると

優しいお母さん、という風に、見方が変わりますね(*^^*)